電子納税について簡単に教えて下さい

電子納税について、国税と地方税に分けてご説明したいと思います。

まず、国税ですが、e-TAXを利用します。
e-TAXを利用する方法についての説明は省略しますが、とにもかくにも、「開始届出書」が必要になります。
この届出書を提出する事により、e-TAXを利用する事ができます。
尚、こちらの書面に関しては、インターネット上で提出できますので非常に便利です。

電子納税の方法ですが、大きく分けて、ダイレクト納付による電子納税とインターネットバンキング等による電子納税に分かれます。
ダイレクト納付は事前に預金口座を登録しておくことにより、電子申告後、簡単な操作で預金口座から振替を行う事ができる方法です。
一方、インターネットバンキング等による方法は、インターネットバンキングやATMを用いて納税しますが、登録方式と入力方式があります。
登録方式は電子申告のデータに基づいて行う方式で、入力方式は電子申告のデータに基づかないで行う方式です。
以上のように、数種類の方法がありますが、確実性と効率性を考えた場合、ダイレクト納付が良いかと思います。

次に、地方税ですが、こちらは、eLTAXを利用します。
eLTAXもe-TAX同様、利用開始時に書面の提出が必要になりまして、「利用届出」を行う必要があります。
尚、eLTAXは各地方公共団体によって、利用できるできないが異なりますので、この点、注意する必要があります。

電子納税の方法ですが、e-TAXのインターネットバンキング等による電子納税と同じで、申告データに基づく方式と納付用の基本情報を入力する方式があります。
残念ながら、e-TAXのように、ダイレクト納付に該当する方法はありませんので、効率性は若干劣るかと思います。
また、確実性という観点から考えますと、申告データに基づく方式を利用した方が良いかと思います。