電子申告について簡単に教えて下さい

電子申告は様々な場面で利用できますが、確定申告についてご説明します。
確定申告を行うには、e-TAXという国税電子申告・納税システムを利用します。
ちなみに、地方税はeLTAXというポータルシステムがあるのですが、国税管轄の税務署に確定申告を行えば、地方税管轄の地方公共団体に情報が届きますので、特段利用する必要はありません。

電子申告を行うにあたり、準備が必要になります。
詳しくは、e-TAXのHPを参照して頂くことになりますが、最低限必要なのが、パソコン、カードリーダー、電子証明書付きの住民基本台帳カード(以下、「住基カード」)になります。
電子証明書付きの住基カードは、お住まいの市区町村役場で取得する事ができます。
各市区町村によって、手数料が異なりますが、無料の場合もあります。
注意点として、住基カードには、必ず、電子証明書を付けるようにして下さい。
住基カードは写真付きの場合、公的な身分証明書として利用する事ができますが、電子申告を行うにあたっては、特段写真は付ける必要はありません。
また、税理士に確定申告の代理送信を依頼する場合、住基カードは必須ではなくなります。

平成24年現在、初めてe-TAXを用いますと、税額控除を受ける事ができます。
すなわち、所得税が発生しているのであれば、必ず、その税額が低くなると言う事です。
その金額は、平成24年度の確定申告の場合、3,000円になります。
この金額は年々低くなっていまして、最終的には無くなるかもしれませんので、利用するのであれば早めに行った方が良いかと思います。
尚、上述した税理士による代理送信の場合、本人の住基カードがあれば税額控除を受けれますが、なければ税額控除を受ける事はできません。