不動産投資を行うにあたり宅建の資格は必要ですか?

賃貸目的の不動産投資を行う場合、資格は特段必要ありません。

不動産に関する資格として、真っ先に思いつくのは、宅地建物取引主任者資格(宅建)かと思います。
しかし、不動産投資を行うだけであれば、宅建は不要です。
そもそも、宅建とは宅地建物取引業を営む際、「重要事項の説明、重要事項説明書への記名・押印、契約内容記載書への記名・押印」を行うために必要な資格です。

そして、宅地建物取引業とは…。

「宅地または建物について自ら売買交換することを業として行うこと」
「宅地または建物について他人が売買、交換または賃借する際、その代理もしくは媒介を行うこと」

のいずれかを業として行うものを言います。

そのため、大家さんとして、賃貸目的の不動産投資を行うだけであれば、これらの条件に当てはまらず、宅建は不要となります。
一方、売買目的の不動産投資を行う場合、前者の条件に当てはまりますので、宅建が必要になります。
ただし、自宅を売却する場合等、業として継続的に行わないのであれば、条件に当てはまらないため、宅建は不要です。

尚、私自身、宅建の資格を保有していますが、不動産投資を行うにあたり、宅建の勉強は役に立ったと感じています。
特に、不動産に関わる仕事を行った事が無い方にとって、不動産の知識を入れるためには良いツールの1つだと思います。
そのため、資格試験を受けるかどうかは別として、勉強する事自体はお勧めします。