個人事業を行うにあたり発生する税金について教えて下さい。

個人事業を行って発生する税金は、主に、所得税・個人住民税・個人事業税・消費税があります。

これらの税額を確定するために、2月16日~3月15日に、確定申告を行います。
(ただし、消費税に関しては、2月16日~3月31日になります)
その際、所得税及び消費税の金額はご自身で計算することになりますが、個人住民税及び個人事業税に関しては、ご自身で計算せず、市区町村役場の方から後日、税額が記載された納付所が届きます。

税額の計算方法ですが、所得税・個人住民税。個人事業税に関しては、前年1月1日~12月31日までの所得が基本になります。
その所得に対して、所得税は5%~40%までの累進課税(所得が高くなればなる程、税金が高くなる税)が発生します。
また、個人住民税10%の税率を乗じたものになります。
そして、個人事業税は、290万円以上の所得が発生した場合のみ課税され、3%~5%の税率を乗じたものになります。

一方、消費税に関しては、前年1月1日~12月31日までの課税売上と課税仕入が基本になります。
課税売上とは消費税を受け取る取引の事で、課税仕入とは消費税を支払う取引の事です。
例えば、百貨店で洋服を購入した場合、百貨店側からすると課税売上に該当し、購入者側からすると課税仕入に該当します。
そして、消費税額の計算方法は、基本的に、課税売上に発生した消費税額から課税仕入に発生した消費税額を差し引いた金額になります。

上記が個人事業に対して、主に発生する税金ですが、簡易的な説明に留めています。
実際の税額計算を行う際は、各種法令を参考にして計算するようにして下さい。